秋の旭川美術館で、芸術に浸るのはいかが?

秋の旭川美術館で、芸術に浸るのはいかが?

たまには自然の中の美術館で芸術にふれてみませんか?カフェや工芸品の販売もあり、充実した時間を過ごせるかも。


秋といえば食欲の秋、スポーツの秋……など色々ありますが芸術の秋はいかがでしょうか。

北海道立旭川美術館です。

学生のとき見学で行ったきりだなぁという方や、展示ごとに行ってるよ!という方、様々いらっしゃるとは思いますが、皆さん一度は訪れたことがあるのではないでしょうか。

旭川市民の憩いの場のひとつですね。そんな旭川美術館、改めてどんなところか振り返ってみました。現在、展示されている「没後20年岩橋英遠(いわはしえいえん)展」(2019年9月14日〜11月10日)のご紹介もいたします。

いざ旭川美術館へ。

常磐公園の中にあるので、常磐公園内を散策しつつ立ち寄るのもいいですね。秋の澄んだ空と、常磐公園の自然が爽やかで気持ちいいです。

猫ちゃんもいました。毛並みが綺麗だから市民の皆さんに可愛がられているのかな。

さて旭川美術館に着きます。

裏手には無料の常磐公園駐車場もあるので車でも来ることができます。常磐公園前にはバス停もありますね。

★旭川美術館の成り立ちは?

北海道立旭川美術館は昭和57年7月に開館しました。以来、道北地域の美術文化の拠点となっています。旭川美術館は、大正から昭和にかけて北海道で活躍した、建築家であり音楽家の田上義也氏の設計でつくられました。田上氏は生涯、北海道の気候に根ざした洋風建築を造られたそうです。

旭川といえば家具のまちですね。旭川美術館も木彫や木工芸などの、木の造形作品を主に収集しています。

木の造形作品といえば、過去には第2展示室で「君の椅子プロジェクト」の展示が行われました。あたたかい木の温もりあふれる木製子ども椅子の展示です。

2006年から始まり、生まれてきた子どもの誕生をお祝いし、旭川の家具職人が手がけた世界に一つの椅子を贈るプロジェクト。旭川に生まれて、暮らしてよかったという気持ちになれるような素敵な展示でした。

お邪魔しましょう。いつも来る時ちょっとドキドキ、ワクワクします。

ロビーは常磐公園の四季を感ぜられる大きい窓が。館内からみると光と緑が美しいですね。

館内には喫茶コーナーとミュージアムショップが。ボランティアグループ「常磐会」さんの運営だそうです。ボランティアグループとは初めて知りました。

喫茶コーナー「常磐の樹」では陶芸家さんがつくられたカップで淹れたてのコーヒーがいただけるそうですよ。今度ぜったいに寄りたい。

お隣のミュージアムショップでは旭川ゆかりの工芸品や、開催されている展示会の図録などが販売されている時も。鑑賞後には要チェックですね。

図書コーナーもあります。

旭川美術館で開催された展覧会の図録などが閲覧できます。このコーナー、本屋さんではあまり出会えない、もしくは買うとかなりお高い、貴重な美術全集や図録がたくさんあるんです!感動します。ここを観るだけでも楽しいです。

★今秋は北海道ゆかりの日本画を堪能    「没後20年  岩橋英遠展」

今回お邪魔した時に第1展示室で開催されていたのは「没後20年  岩橋英遠展」です。

岩橋英遠氏(1903〜1999)は滝川村江部乙、現在の滝川市出身の日本画家。1994年には文化勲章を受章されました。楽しみにしてました〜。

展示室内は撮影禁止ですのでご注意くださいね。

岩橋氏は生まれである現在の滝川市で農作業をして暮らし、その傍で絵を描かれていました。21歳で日本画家を目指し上京するものの、北海道を主題とした作品を多く残しています。

ダリやピカソに代表される、シュルレアリスムの世界などにも影響を受けた作風と、日本画の技法が融合された世界観。

そのうえで描かれる雄大で荘厳、また幻想的な大自然。岩橋氏は戦後の新しい時代の日本画を担う一人でした。

「描かれている木、動物、人物など、すべてがわたしの分身という気持ちです。」

 ——岩橋英遠「私と絵巻『道産子追憶之巻』を描いた時」(1994年から)

今回の展示では取材等で語られた岩橋氏の、謙虚でやさしい言葉と共に作品が展示されています。中でも「道産子追憶之巻」という作品は圧巻でした。全長29メートルにもおよぶ絵巻で北海道の四季と1日の移ろいが描かれています。

「没後20年岩橋英遠展」道産子ならば必見ではないでしょうか。

余談ですが、岩橋英遠氏の過去の画集を探しましたが、残念ながらほとんど手に入らない状況のようです。この貴重な機会に、ぜひとも実物を観に足を運んで頂きたいです。

ちなみに第2展示室でも「自然の風景日本画の世界」が同時開催されています。両展示のチケットを一緒に買うとお得なのも嬉しいですね。11月まで関連イベントも開催されています。

また、11月30日からは「七彩の美  旭川ゆかりの画家たち」が開催されます。こちらも楽しみですね〜。

北海道、旭川の良さをしみじみ感じることのできるような旭川美術館。

旭川美術館にはコインロッカーや授乳室、多目的トイレ、車いすなどの設備もあります。遠方からのお越しや、お子様連れでも安心して鑑賞できそうですね。ぜひ旭川美術館に足を運び、芸術の秋に浸りましょう。

北海道立旭川美術館
公式Twitter

〒070-0044 旭川市常磐公園内
TEL 0166-25-2577

この記事のキュレーター

旭川生まれ旭川育ち20代女性です
新しいもの、古いもの、おいしいものが大好きです
かぼちゃの収穫したり勉強したりして暮らしています

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