かつて旭川と東川の間を走っていた電車が見れる!北見と日高のSLも | asatan
https://asatan.com/articles/4803特に鉄道が好きというわけではありませんが、電車やSLを見るとワクワクしますね。今回は、旭川と東川の間を実際に走っていた電車などを紹介します。
【旭川市東旭川公民館】旭川電気軌道 モハ1000型
photo:都良(TORA)
前回、旭川四条から東川までは運行していた電車をご紹介しましたが、実は旭川四条からは東旭川の旭山公園に向けて電車が走っていたのです。
昭和47年12月末まで運行していたそうなので、昭和42年に開園した旭山動物園に電車で行った人もいたのでしょうね。
photo:都良(TORA)
当時、使われていた電車が展示されているのは、東旭川公民館です。
動物園通りからは少し入った旭川神社の裏手にあり、東旭川地区の住民でなければ立ち寄ることがないかもしれませんね。
電車は、この東旭川公民館の建物の横にひっそりと展示されていました。
photo:都良(TORA)
電車の横には駅のホームが再現されていて、電車の中に乗り込むことはできませんが、窓から車内をのぞき込むことができます。この車両は「モハ1000形」で全長18メートルあり、定員は120名の大型車です。
この場所に電車が展示されているって情報は、ネットで探してもあまりないんですよね。旭川市の公式ホームページの東旭川公民館のページにも記載されていません。せっかくだから、もっとたくさんの人に見てもらえばいいのに。
施設名:旭川市東旭川公民館
所在地:旭川市東旭川町上兵村544番地
【留辺蘂町 仲よし公園】D51形式蒸気機関車
photo:都良(TORA)
東旭川公民館に展示されている電車のメンテナンスについて書きましたが、もっと可哀そうな状態のSLが温根湯温泉のある留辺蘂町に展示されていました。
かつて石北線で活躍していたD51形311号車で、昭和14年の製造から引退する昭和50年まで、35年も働き続けた蒸気機関車です。
photo:都良(TORA)
これまで道内各地に展示されているSLを見てきましたが、ここのが一番状態が悪いのではないでしょうか。
展示された当初は、約5年毎に外装を塗り直していたそうですが、予算がないことを理由に20年もの間放置されていたとのこと。
photo:都良(TORA)
本当にメンテナンスしないなら最初から展示しなければいいのにと思ってしまうケースですね。
しかし、北見市は400万円をかけて修復することを決めたというニュースが流れていました。次回、見に行ったときには、どれだけキレイになっているのか楽しみです。
施設名:留辺蘂町 仲よし公園
所在地:北海道北見市留辺蘂町旭中央
【北見市三治公園 】D50形蒸気機関車
photo:都良(TORA)
最後にご紹介するのも北見市に展示されているSL蒸気機関車です。「三治公園」というJR北見駅の裏側の住宅街にある小さな公園に展示されていました。
photo:都良(TORA)
鉄道に詳しくない筆者はD51は知っていても、D50は知りませんでした。調べると結構な台数が製造されていたようですが、保存されてるのはここと京都にある合計2台が残っているだけと、非常に貴重な車両なんですね。
photo:都良(TORA)
全国でも2両だけという超レアなSL。北見に行く機会があれば、ぜひ探してみてください。
施設名:三治公園
所在地:北海道北見市南仲町1-5-18
まとめ
今回は、「かつては東旭川にも電車が走っていたの?電車やSLなどが見れるスポット」として、東旭川公民館に展示されている電車と北見市に展示されているSL蒸気機関車2両をご紹介しました。かつて活躍したSLが、まだまだ道内には展示されているようです。機会があればまた紹介しますね。
フリーのWEBライター。