アンクルぺパリー
カレーの話をするなら、まずは専門店は外せないでしょ。
筆者が駆け出しの世間知らずだった頃、ルウの黒さにカルチャーショックを受けた店(笑)が、ここである。
同店は、カレーの旨さは勿論だが、蕎麦屋でいうところのタネもの(何か別の料理を載せたもの)も、カツありカキフライありと充実している。もちろんハンバーグも。
ロゴ入りの紙ナプキン。昔のお店はこうしたものにもこだわってたよねえ。
とか言いながらカレーの到着を待つ筆者。
ハンバーグカレー(1,150円)
昔から変わらないさらりとしたルウの海に、投じられたハンバーグ。
カレーの中で、いかにも平然を装って見えるが、実は、こやつは只者ではないのだ。
スプーンはハンバーグにすっと入った。柔らかなミンチ。
でも持ち上げてみれば、ぐっと手応えがあり、密度の高さを感じさせる。
頬張ってみれば、ハンバーグは柔らかく、舌触りもひたすらにしっとり滑らか。丹念にこねていないとこうはならないだろう。
で、このハンバーグの旨味がルウのコク深さと見事に溶け合って、口の中に豊かな香りが広がる。
ルウとの相性を想定して練られたハンバーグなのだろう。店主の手腕に感心するばかり。
お店情報
店名:カレーハウス アンクルぺパリー
住所:旭川市1条通22丁目
電話番号:0166-35-7888
営業時間:11:00~15:00 / 18:00〜21:00
定休日:水曜
駐車場:あり
アラビゴコーヒー忠和店
コーヒー店と称してフードメニューの何と多彩なこと。
カレーのバリエーションも豊富。ってことはハンバーグも・・・
ハンバーグ・カレー(1,078円)
ころんと成形したハンバーグ。
ちょいと小粒かなと思いきや、よく見てみると、おおっスゴイぞ、このハンバーグ。
本体は、むちむちと膨れ上がっていて、細微な割れ目から肉汁がにじみ出ている様は、このハンバーグのクオリティの高さを物語っている。
想定外、といっては甚だ失礼だが、こんな素敵なハンバーグにお目にかかれるとは。
スプーンを入れてみると、わ、わ、わ~!あふれ出る肉汁。
おいおい、カレーが薄まってしまうんじゃないか(笑)
焼きたて、あつあつのハンバーグは、しっとりふんわり。まろやかな肉の香味に満ち満ちている。
先ほどは小粒?なんて言って大変失礼。
ハンバーグの食べ応えは大きさじゃないね。クオリティだということが身にしみて分かる逸品であった。
また、たっぷりと玉ねぎの溶け込んだカレーが、ハンバーグともよく合っている。
絶品ハンバーグのおかげで、いっそうふくよかになったカレーライスに筆者の食欲は大いに満足なのだった。
お店情報
店名:アラビゴコーヒー忠和店
住所:旭川市忠和4条7丁目
電話:0166-61-4140
営業時間:8:30~22:30
定休日:不定休
駐車場:あり
あさの
カレー専門店、カフェと来て、続いては食堂で見つけたハンバーグカレーをご紹介。
またまた違う世界観を、どうぞご賞味あれ。
ハンバーグカレー(1,000円)
カレーライスの中で、堂々と存在感を発揮するハンバーグ。
ボリュームで魅せる、さすがは「あさの」のひと品といった感じ。
ちなみに、このひと皿にはキャベツも添えられている。
画像では少量に見えるが、実はゴハンの下にけっこうな量が隠れていた。
ハンバーグをスプーンで割ってみると何ともふくよかな弾力。
そして、おおっ、これまた何と麗しき断面。
ハンバーグのジューシーかつ、しっとりとした生地に、我が食欲はテンションMAX。
頬張ってみれば、ふわりと膨らむハンバーグの香味。焼き加減も程よく、ほんのり香ばしい。
これらがまろやかなカレーの味わいと相まって、口の中は幸福感でいっぱいになる。
前掲の2店同様、ハンバーグとカレーの相性は上々。
カレーで美味しくなるハンバーグ、同時に、カレーを美味しくするハンバーグとして、実によく出来ている。
お店情報
店名:あさの
住所:旭川市永山7条13丁目2-6
電話:0166-47-4550
営業時間:11:00~20:00
定休日:木曜日
駐車場:あり
バーグな後記
いかがでしたか。
今回のハンバーグはどれも、店主の思いが込められた逸品ばかりでした。
ボリュームを増したカレーといえば、カツカレーがお馴染みでしょうが、それとはまた違った味わい深さがあるものです。
あなたもどうです。たまにはハンバーグをのっけてみては。
美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。
・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター