熊ッ子チェーン本店
熊ッ子の総本山といったムードが漂うお店。
店内は老若男女問わず、いつも多くの御客でにぎわっている。
メニューも盛りだくさんにある中、店の名を冠したラーメンは確かに存在していた。
熊ッ子ラーメン(1,000円)
す、すごい。
これが熊ッ子のパワー!と言わんばかりの多彩な具が麺を覆いつくしている。
チャーシュー、ネギ、メンマ、白菜、わかめ、コーン、紅ショウガ。
その数、ざっと8種類。これらが見事にレイアウトされている。
さらにバターが添えられ味わいをプラス。
食べ応えあり!を超越した食べ応え。
とにかく具の数が多いので、満腹感というより旨がいっぱいになる感じ。
店主は何を考えたのか。
ともかくは、一杯をたんと味わってほしいという、そんな思いを感じる一杯ではあった。
この熊ッ子ラーメンのほか、店の名をつけたものとして熊ッ子ちゃんぽん(1,100円)もある。
お店情報
店名:旭川ラーメン熊ッ子チェーン本店
住所:旭川市大雪通7丁目
電話:0166-24-0696
営業時間:11:00~20:00
定休日:不定休
駐車場:あり
味のありこま
さかのぼること数十年前、初めて食べた時には並の塩味じゃないなと感心したもんだ。
豚骨ゼラチンスープが自慢で、むかし、おやじさんがゼラチンの実物を持ち出して「うちのラードは室温で溶けるよ(それほど質が良い)」と何度も見せてくれたことを思い出す。
その、ありこまラーメンとは・・・
ありこまラーメン(910円)
ありこま自慢の塩ラーメンがベースとなっている。
これにラー油、ゴマ、紅ショウガを加え、独特な風味を演出しているのが特徴。
味わいを表現するなら、まろやかな塩味のスープが、少しまったりとしながら、これを生姜が引き締める。そんな感じでしょうか。
同店いわく、まず初めにラー油をもやしにからめてパックリひと口食べるのが通の食べ方とか(とメニューに書いてある)。
うんうん、シャキッととしたもやしが確かに美味しい。
筆者個人の好みとしては、ワカメが入ってるのもポイントが高い。
お店情報
店名:味のありこま
住所:旭川市東光3条6-4-21
電話:0166-32-4050
営業時間:11:00〜15:00/17:00〜21:00
定休日:水曜
駐車場:あり
中国料理 敦煌
買物公園にある中国料理の老舗。
ちなみに、敦煌(とんこう)とは中国にある都市の名前。
いかにも中国料理店らしいネーミングだ。
メニューは豊富。特にラーメンの種類はバラエティーに富んでいて、もちろんその中のひとつに敦煌ラーメンは存在した。
敦煌ラーメン(800円)
結論から言うと、敦煌ラーメンとは広東麺だった!
なんか肩透かしをくらった感も否めないが、同店のラーメンはベースがよく出来ているので当然ながら広東麺も美味しい。
しかしだ。敦煌市は甘粛省というところにあって、広東省ではない。
広東麺に敦煌ラーメンと名付けたのはどうしてかと尋ねてみたら、「なんとなく」と(笑)。企業秘密?
ちなみに、中国の敦煌市でラーメンといえば広東麺(あんかけラーメン)が代表的、という訳でもないらしい。
察するに、あんかけは中国料理の奥義のひとつ。つまり、腕が試される自慢の一品に大切な店名をかぶせた。そんなところだろうか。 ※あくまで個人の意見です
お店情報
店名:中国料理 敦煌
住所:旭川市5条通8丁目
電話:0166-26-4300
営業時間:11:00〜21:00
定休日:不定
駐車場:なし
旭川ラーメン こぐまん
なんと早朝からも営業している、地域でも人気のお店。
店主は以前、今とは違うエリアで旭川ラーメンこぐまグループのお店を運営していたが、数年前、錦町で同店を開業した。
なので、名前は以前のイメージを残して「こぐまん」なのかな。
で、こぐまんラーメンとは・・・
こぐまんラーメン醤油(900円)
おや?前掲の熊ッ子ラーメンと同じ?
先にも書いたが、同店はこぐまグループからの転身。同グループは旭川ラーメン熊ッ子チェーンからの分家で、何かあったとかなかったとか聞いているが・・・
本家のスタイルを踏襲しているならば(個人の見解です)、これはこれで素晴らしいと思う。
何だかんだあっても、良いものはこうして残されるべきだね。
蛇足になるが、熊ッ子さんにはなかった穴あきレンゲ。
これ、便利でいいんだよね。コーンのような具を食べようとすると、つい、おつゆを余計に飲んでしまうが、これだと安心。
店主の細かな気配りが、とてもうれしい。
こぐまんラーメンは醤油のほかに塩(900円)、みそ(950円)がある。
お店情報
店名:旭川ラーメンこぐまん
住所:旭川市錦町15-2963-43
電話:0166-74-4539
営業時間:05:00~08:00/11:00~14:00/17:00~20:00
定休日:月曜
駐車場:あり
まとめ
店の名をカタチにしたラーメンをピックアップしてみました。
どれもちょっと手間のかかった、ひと味ちがうものばかりで印象的。
さて、気になる一杯はありましたか。
あなたも、店の思いを肌で味わう(舌で味わう)そんなひとときをいかがでしょうか。
美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。
・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター