新型コロナウイルスに負けるな!手作りマスクで広がる地域の絆
■支援事業について
手作り布マスク
障害のある方の就労支援などを行う「就労継続支援事業所」では、新型コロナウイルスの感染拡大により、製品を販売する機会や受注生産量が減少するなど、大きな影響を受けています。そこで昨年、市では、事業所の安定的な運営を支え、通所者の就労機会や工賃を確保するため、オリジナル布マスクを製作するプロジェクトを立ち上げました。市内の染工場で生地を染色し、29か所の就労継続支援事業所で一つ一つ縫製作業を行いました。中でも、かわいい動物柄の布マスクは、旭川在住の絵本作家・あべ弘士さんがイラストを描き下ろしており、旭川らしさが詰まった布マスクとなりました。完成した動物柄の布マスクは市内の小学生に配布され、無地のマスクは備蓄用に市で保管するなど、様々な場面での活用が期待されています。
【詳細】障害福祉課 25・6476
■あべ弘士さんの思い
旭川在住の絵本作家・あべ弘士さん。
かわいい動物柄の布マスクのイラストを描き下ろした
子供たちみんながマスクを着けたくなるような、優しい雰囲気のイラストにしました。このマスクを着けて、どうぶつになってみてください!
■旭川光風会スリーエフ南亮太さんの思い
旭川光風会スリーエフ南亮太さん
ミシンでの作業は慣れていますが、2枚の布を縫い合わせるときに、柄がずれないように気をつけて縫っています。一つ一つ手作りしたマスクを小学生が喜んで着けてくれるとうれしいです
縫製作業をする南さん
■水野染工場さんの思い
水野染工場さん
マスクで地域の方に貢献できて、とてもうれしいです。多くの子供たちに染物屋という仕事を知ってもらい、日本中に笑顔が戻ることを願っています
■近藤染工場さんの思い
就労継続支援事業所の中には初めてマスクを作る方もいたので、縫製のしやすさを意識しました。多くの人が関わり、喜んでもらいたいという思いを込めて作ったマスクです
■かわいいマスクありがとう!
マスクを受け取る新入生
末広北小学校では、4月7日に行われた入学式で、新1年生に動物柄の布マスクが配られました。小野敦司校長先生は「このマスクは、たくさんの方が1枚1枚心を込めて作ったプレゼントです。コロナに負けないよう、新しい学校生活を元気に過ごしましょう」とメッセージを贈りました。
動物柄のマスクと新入生
動物柄のマスクがかわいくて、うれしかった。マスクを着けて登校したい!かわいいマスクありがとう!