北海道のページです。「うちの郷土料理~次世代に伝えたい大切な味~」では、各地域で選定された郷土料理のいわれ・歴史やレシピ等、また、郷土料理を生んだ地域の背景等についてデータベースを、作成し、情報発信しております。
【豚丼】元祖 豚丼のぱんちょう
photo:都良(TORA)
帯広の名物のご当地グルメ「豚丼」。地元帯広では、家庭料理として食べられていて、あまり外食では豚丼を食べないと聞いたことがあります。ということは、帯広で豚丼のお店に行く人は、ほぼ観光客なのでしょうか。
今回訪問したのは、「元祖豚丼のぱんちょう」。昭和8年創業のお店で、ここの初代社長が「豚丼」を考案したとのこと。さすが人気店、開店前から行列ができていて、開店直後に満席になっていました。この寒い中、外で順番を待つ人もたくさん。
photo:都良(TORA)
「元祖豚丼のぱんちょう」の豚丼は、松、竹、梅、華の4種類。それぞれごはんの量は同じですが、お肉の枚数が違うそうです。注文したのは、一番お安い「松 930円」。
これまで何度も帯広に行っていますが、実は豚丼を食べるのは初めて。豚丼なんてどこで食べても同じと思っていましたが、「元祖豚丼のぱんちょう」の豚丼は、さすが全国に知られる人気のお店とあって激うま!豚丼の認識が変わりました。次は肉の枚数が多い「竹」を注文しようかな。
旭川で豚丼が食べられるお店は、過去の記事のリンクを下に貼っておきますので、豚丼を食べる際の参考にしてくださいね。
店名:元祖 豚丼のぱんちょう
住所:帯広市西1条南11丁目19
電話:0155-22-1974
営業時間:11:00~19:00
定休日:月曜・第1、第3火曜(祝日の場合営業、翌日休、連休)
駐車場:なし
【美唄焼き鳥】美唄焼鳥 惣菜 炎 フィール旭川店
photo:都良(TORA)
農水省のページを見ると「美唄焼き鳥」とは、鶏の皮やキンカン、内臓などさまざまな部位とたまねぎを一つの串に刺して焼いた「モツ串」のことと書いてあります。また、塩こしょうで味付けして、長ねぎではなく、たまねぎを使う点が特徴だそうです。
「美唄焼き鳥」の発祥は、昭和30年ごろに、美唄市内でやきとり屋台を営んでいた三船福太郎さんが考案したとのこと。三船福太郎さんを、ウィキペディア(Wikipedia)で調べると、「美唄焼き鳥」で有名な「三船」や「福よし」を始めた人なんですね。すごい!
photo:都良(TORA)
焼き鳥を食べに、わざわざ美唄まで行くことはできませんが、フィール旭川の地下「フードサークルコピア」にある「美唄焼鳥 惣菜 炎」で、「美唄焼き鳥」を手軽に購入することができます。
「美唄焼鳥 惣菜 炎」は、道内各地に出店していて、旭川にはフィール旭川の他にウエスタン北彩都店やスーパーアークス東光店、ダイイチ末広店にもあります。旭川で「美唄焼き鳥」を食べられるのはうれしいですが、個人的には旭川の焼鳥店のモツ串も好きです。
店名:美唄焼鳥 惣菜 炎 フィール旭川店
住所:旭川市1条通8丁目108 フィール旭川 B1F
電話:0166-56-0748
営業時間:10:00~19:30
定休日:無休
駐車場:2,000円以上のお買い物でハートピアパーキング120分無料。但し、地下フロアは合算お買い上げ額1,000円以上で60分無料、合算お買い上げ額2,000円以上で120分無料になります。
【ニシン漬け】稲穂の会 屯田の里
photo:都良(TORA)
郷土料理として「ニシン漬け」も紹介されていました。これは正真正銘の郷土料理と言っていいのではないでしょうか。かつて、ニシン漁が盛んだった北海道らしい漬物ですよね。
昔は、お袋が毎年冬になる前に漬けてくれていましたが、漬物を漬けなくなってもうだいぶ経ちます。最近では、食べたくなるとスーパーで買ってきています。物置や雪の中に埋めて保存していて、半分凍れたのを食べるのが好きだったなぁ。
photo:都良(TORA)
今回、ニシン漬けを購入したのはJAあさひかわの農産物直売所「あさがお」の永山店です。
ニシン漬けを作っているのは、永山で手作りみそや豆腐などを造っている加工グループ「屯田の里」。今回、購入した袋にはニシンや大根、ニンジンが少なくてキャベツばかりでしたが、袋によってバラつきがあるんでしょうね。次回はニシンがたくさん入っているの買ってこようっと!
店名:農産物直売所あさがお 永山店
住所:旭川市永山2条19丁目3-11
電話:0166-48-7590
営業時間:10:00~17:00
定休日:火曜日
駐車場:あり
まとめ
今回は、農林水産省のホームページの「うちの郷土料理」で北海道のグルメとして紹介されている「豚丼」「美唄焼き鳥」「ニシン漬け」を紹介しました。いずれも、北海道を代表する料理として次の世代に残したい味ですよね。
フリーのWEBライター。