西の河原
あの「賽の河原」が連想されるかと思います。
こちらの「西の河原」も読み方は同じく
「サイノカワラ」です。
積丹半島先端、神威岬から岩内方面に数キロ下った所にその場所はあります。
ジュウボウ岬にある霊場を指します。
アイヌ語で「神の遊ぶ所」を意味する
「カムイミンタラ」と呼ばれていたとの事。
旭川から高速を使わないと約4時間半かかりますが、
それだけの時間をかけてでも行く価値のある秘境だと思います!!
出典:春琴
駐車場からの眺めです。
その昔、積丹半島一帯は船の往来の難所で遭難が多発していて、
船乗りの間では「地獄の賽の河原」と呼ばれて恐れられてきたそうです。
今では国道が出来たので近くまで車で行く事が可能ですが、
国道が出来る前は船でしか往来する事の出来ない秘境の地でした。
出典:春琴
トンネルの名前が「西の河原トンネル」
遭難者の霊を祀るための地蔵が建てられた事が始まりとされ、
現在は地蔵堂、マニ車、灯篭があり、
浜辺には多くの石が積み上げられていて、賽の河原を具現化した様な雰囲気があります。
出典:春琴
バス停も「西の河原」
では、早速ジュウボウ岬を目指して行ってみましょう!
舗装された遊歩道などは無く、
序盤はまだ踏み跡があって良いのですが、
中盤からは海岸沿いの石の敷き詰められた所を数十分歩く事になります。
石が大きいので歩きにくいです。
スニーカー等の柔らかい靴ではなく、トレッキングシューズ等の
固い靴で訪れた方が良いかも知れません。
筆者はランニングシューズのような爪先部分がグニャッと曲がる靴だったので
余計歩きにくく後悔しました。
出典:春琴
出典:春琴
出典:春琴
出典:春琴
海と岩ですね!!
出典:春琴
まさか岩も越えて行かねばならないとは…
出典:春琴
やっと地蔵堂が見えて来ました。
出典:春琴
こちらの建物が地蔵堂です。
この辺り一帯が目的地のジュウボウ岬の様です。
遠目なのでわかり辛いですが
所々に石が積んであります。
地蔵堂には300体ほどの石の地蔵が納められているそうです。
そのお地蔵様が河原を守っているとの事。
ちょっと怖いので中は覗きませんでした…。
出典:春琴
近くにはお花が咲いていました。
ハマヒルガオという典型的な海浜植物らしいです。
毎年6月に西の河原地蔵尊大祭が行われるそうです。
地元の方々が漁船に乗ってこの場所を訪れるとの事。
■場所
西の河原駐車場
所在地: 〒045-0303 北海道古宇郡神恵内村珊内村
オスコイ!かもえない
神恵内の道の駅です。
西の河原に行く前にトイレに寄っただけなので
何も購入しませんでしたが、道の駅の名前がすごいですね!
どういう意味なんだろう…
漢字変換したら「押忍!来い!」?
挨拶風に「オス!来い」?
アイヌ語?
まさか「どすこい」の変形…はさすがにないですね(笑)
気になったので調べてみました!
ニシン漁に使っていた船のカイの動きを合わせるためのかけ声が
「オースコーイ」でそちらが変形していったものの様です。
今でも神社の神輿を担ぐ声に「オースコーイ」が使われているそうです。
ちなみに「神恵内(神恵内(カモエナイ)」の語源はアイヌ語で
「美しき神秘な沢」を意味する「カムイナイ」に由来しているとの事。
道の駅の外観は撮り損ねましたが、
建物の前にいらしたので、こちらは撮りました。
こちらは流木で作られているそうです。
凄いですね!
マスクも付けているのがgoodです!!
出典:春琴
■施設情報
道の駅 オスコイ!かもえない
所在地: 〒045-0302 北海道古宇郡神恵内村赤石村大森292−1
営業時間:9:00〜 17:00
電話: 0135-76-5800
駐車場:有り
30歳になって始めたボルダリング。今まで知らなかったことに後悔したくらいハマってます。新たに見つけた趣味のおかけで、仕事もプライベートも充実中!