旭川串揚げて
プレオープンで、飲み歩いた時には、なかったお店。なので偵察してみることに。
「AsahikawaHarete」に掛けたネーミングなのかな。ナイスな店名かも。
とまあ、店名が指し示すように、串揚げの店だ。
店内の設えはカウンターとテーブル席。
たまたま訪れた10月某日は、ハロウィンの装飾が。
串揚げを軸に展開する店は、これまで「さんろく」街などでも出ては消えを繰り返し、串揚げ好きは翻弄された感も否めないが、それでものぞいてみたくなるのが串揚げ好きの性なのだ(笑)
ということで、乾杯!
ジョッキは全店統一お馴染みのオリジナルデザイン。
は、さておき、飲み応えも良い感じで注いで頂きプレモル旨し!
スタートは上々だ。
串揚げの店では定番の「盛り合わせ」もあって気がきいている。
お初の者にはお試し的にありがたい。
のだが、初っ端から食べたいものをオーダーする筆者。
好きなネタを食べずして、その店が旨いかどうかわからない、とか偉そうに(笑)
ああ、器も演出が効いていて良いですね。
添えに軽いひと品がついてるのも実によい。案外こういうもので酒が進む。
揚げのスタイルは今時のスタンダード「薄衣」。
昔、初めて食べた時には何じゃこりゃとも思ったが、食べやすい、素材を生かす、という点では今じゃとても気に入っている。
で、同店のそれもなかなかに良い。おだやかなさっくり感、ジューシーなネタ。
おかげでビールが飲まさること。
やっぱ、飲み始めってこの軽快さが必要だな。
さあ、次行ってみよう(いかりや長介ふうに)。
貝 賊
さあて、少しずつテンションを上げて行きましょうかね(筆者的、本腰を入れて飲もうかという意味)と訪ねたる店はここ。
逆立ちして見てみても、海のものをお出ししますよ的な店構え。
分かりやすくて実にけっこう。
少しでもお客にハマるよう、あれもあります、これもあります、よりも潔くて好感が持てる。
だから、暖簾をくぐった。
こちらもカウンターとテーブル席という設え。
店内は少し広め(広く感じる?)。
ポップスが流れる穏やかな空気に、居心地が良い。
店名のとおり、貝料理がメイン。
あ、ラムもあるのね。まあ、このくらいはいいでしょう(笑)
観光客にも寄り添うのは悪くない。
悪くない、という点では日本酒のラインナップも悪くない(良いって言えよ)。
概ね辛口を揃え、貝を味わう日本酒好きをロックON。
筆者の大好物、男山の生酛もあるじゃないか。おおっ、実に悪くない(良いって言えよ)
貝料理との相性、間違いなし。
まずは剥き牡蠣「まるえもん」で喉を潤す。
そう、牡蠣は飲み物だ(笑)
貝殻には、すごく苦心して開けてくれた様子が伺え、その分、味わいは高まる思い。
酒はもちろん男山「生酛」。
洒落た器に、なおもテンションが上がるね。
ホタテ焼きは、ガーリックバターと生姜醤油で。
先ほどの牡蠣といい、酒との相性はどれも抜群。
極上のアテに酒が旨い! 飲めばホタテが旨い! するとまた酒が旨い!という美味の連鎖が止まらない。
酒飲みなら分かる、至福の瞬間がこれだ。
わがやの食卓
ちょっと裏通りっぽいゾーンながら、それだけにどの店も何気に穴場を思わせる。
その中の1軒に流れてみた。
というか、レセプションでお邪魔したのが印象に残り、また行こうと思っていた店なのだった。
ここは、おばんざいのお店。奥の席で同伴の者としっぽりと過ごすのも手だが・・・
こういう店では、料理の作り手に違いカウンター席も居心地が良い。
メニューには、おでんや一品ものもあるのだが、こうした店でのアテは店主に任せ、出されたもので飲むのが筆者の流儀。
なので、おばんざいセットをお願いした。
焼酎もどうぞということなのでお願いしたら、なんとも素敵な米焼酎。
清々しい香りから米の旨味がしっとりと沁みるような味わい。いやはや、これはよかった。
日本酒きき酒師なんぞやっているが、本格焼酎に目が無い筆者なのである。
もちろん、日本酒も頂きますよ。
こちらは近年話題の三千櫻から「愛山」という、これまた話題の低精白タイプ。
低精白については筆者もasatanで書いているところであるが、愛山のまろやかな旨味が堪らない。
酒が進むと、また何かつまみたくなる。
ほんと困ったもんだ(笑)
というニーズを察してか、おまかせツマミ三種セットなんてメニューもある。
何が出てくるの?なんて尋ねたりしない。
すべてお任せ。それがまた楽しいんだな。
それにしても、最初の3点盛りといい、この3点盛りといい、いろいろとありますな。さすがおばんざい屋だ。
酒が進んで困るじゃないか(笑)
お店情報
住所:旭川市5条通8丁目1254-1
TEL:0166-64-6364
営業時間:11:00〜23:00
※営業時間は全店統一とされていますが、各店それぞれに営業時間および定休日に変更がある場合があります
美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。
・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター