愛家(あいや)
赤い屋根と、暖かみのある色調の壁が印象的な建物。
高砂酒造や合同庁舎近くの、宮下18丁目にある愛家(あいや)。こだわりの素材を使用したパン屋さんで、多くのファンが通います。
中でもお店イチオシの商品が、北海道産の小麦100%と、北海道産のバターを使用して作られた、クロワッサン。
「安心安全な素材で美味しいものを提供したい」と、試行錯誤を繰り返して作られたクロワッサンは、外側はサクサク、中はふんわりとした絶妙の食感が特徴です。
パンの種類は、50~60種類ほど。1日に作る数は、350個程度。
オーナーの水内素子さんは、パンを作り続けて26年目のベテラン。江別市や旭川の他のお店でパン作りの経験を積み、息子の三原健さんを店長にむかえ、2012年にお店をオープンさせました。
「パンは子供と同じ。思い通りに仕上がってくれない。昨日上手くいっても、今日同じ通りになるとは限らない。そのあたりが面白い」と水内さんは笑います。
クロワッサンの生地をのばす機械。高価な機械なので、自前で持っているお店はそれほど多くないそう。
同店では、クロワッサンと食パンに、100%道産小麦を使用。「クロワッサンと食パンは毎日食べるものだから、産地が見える素材を使いたかった」と水内さん。
素材へのこだわりは、他にもあります。
チョコレートは、製菓で使われるフランス産の高級チョコレート「カカオバリー」を使用。クリームパンのカスタードクリームは添加物を一切使わず、スタッフの方が丁寧に手作りしています。マーガリンも、無香料、無着色、無添加のものを使うという徹底ぶりです。
清潔感あふれる作業場。床もぞうきんで拭き上げる。
驚いたのが、案内していただいた調理場がきちんと片付けられていて、清潔に保たれていることです。
「食べ物を扱うので、清潔感は大切にしています」という言葉通り、営業中にも関わらず、すっきりと片付いているバックヤードに心を打たれました。
聞くと、店長の三原さんが毎日床を雑巾で拭き上げているとのこと。食材だけではなく、調理する環境にも気配りをしているのですね。
「来るものは拒まず」というお2人。温かい人柄も人気の秘密かも知れません。
店内には、イートインスペースもあり。朝9時までは、飲み物がサービスになる。サクサクのクロワッサンと、自家製のカスタードクリームを使ったクリームパンが優しい味わい。
機械で生地がこねあがったところ。これから1次発酵、2次発酵の工程へ移る。
■店舗情報
住所:旭川市宮下18丁目
電話:0166-56-1477
営業時間:(平日)7:30~20:00、(土日祝)8:00~20:00(なくなり次第終了)
定休日:水曜日/第2・4木曜日
駐車場:あり(6台)
小麦工房 Maman(ママン)
東光にある小麦工房ママンは、厳選した素材を使用して作られたパンのお店。
こちらのパンはすべて、道内産小麦「ゆめちから」を利用し、もちもちとして弾力のある食感が楽しめます。小麦以外の素材もこだわっています。
平飼いで育てられた玉子や、無添加、保存料ゼロ、トランス脂肪酸フリーのショートニング、素粒水を使い、細かい部分まで妥協しません。
同店では、朝7時のオープンに間に合わせるために、深夜からパンを作っています。それは、「お客様に朝から焼きたてのゆめちからのパンを食べていただきたい」という想いから。
ゆめちから100%を使って作られた食パンは、シナモン、レーズン、ライ麦など6種類。もちもちとしていて、歯ごたえのある食感が楽しめます。
土曜日限定というスイートドーナツは、全然油っこくなく、びっくりするぐらい軽やかな食べ心地。正直こんなあっさりとしたドーナツ食べたことがありません!
身体に優しいパンはもちろんのこと、丁寧な接客にも癒されますよ。
あんぱん。丁寧に作られていて、食べると温かい気持ちになれます。
■店舗情報
住所:旭川市東光11条3丁目3-26
電話:0166-33-3836
営業時間:7:00~無くなり次第クローズ
定休日:日曜、月曜、祝日
駐車場:なし
こだわりのパンを食べて、朝から元気をチャージして!
朝から焼きたてのパンを食べられるって、とても幸せですよね。
こだわりのパンであれば、心も身体も満たされること間違いなし!
美味しいパンを食べて、素敵な一日をスタートさせてください。
主婦ライター。
中学・高校時代は、旭川で過ごしました。
2018年から3年半、旭川で生活。現在は、札幌在住。
タロット占いが、身近な存在になっている今日この頃。