【撮り鉄】旭川に新導入『H100形』を撮る

【撮り鉄】旭川に新導入『H100形』を撮る

JR北海道旭川運転所が今年、新車両を導入。旭川管内も走るH100形という車両を追いかけてみました。


とくに宗谷線の沿線にお住まいの方、あるいは車などから宗谷線をよく見かける方々。
そういや春から、今まで見たことのない列車が走ってる。ありゃ何だ?というお方のために、その列車の正体を説明しましょう。

これが新車両H100形だ

撮影場所:宗谷線・北旭川跨線橋付近

旭川運転所(おもに石北本線・宗谷本線・富良野線・留萌本線などで気動車の車両基地/所在地は市内永山)においては、この3月から12両が在籍。宗谷本線(旭川-名寄)の快速・普通列車37本中34本が、石北本線(新旭川-上川)では早朝の上り列車2本(うち1本休日運休)でも運用されている。
参考:月刊鉄道ファン

投入の経緯とプロフィール

H100形気動車(H100がたきどうしゃ)とは、北海道旅客鉄道(JR北海道)が、製造から30年を超え老朽化した一般形気動車キハ40形の置換えを目的に導入した電気式気動車(ディーゼル・エレクトリック車)のこと。
参考:Wikipedia

“電気式”といってもいわゆる電車ではない。ざっくり言うとディーゼルエンジンで発電機を駆動し、その電力でモーターを回して走るのが電気式気動車(ディーゼル・エレクトリック車)だ。エンジン、モーターという言葉から自動車でいうハイブリッド?と想像するかもしれないが、それとは違う。

下画像がその「キハ40形」。なんとなく見覚えがおありかと思う。

撮影場所:新旭川駅

昨年度まで、宗谷線を走る普通列車の主力といえばキハ40形。長年に渡り、沿線でお馴染みの顔とも言える存在だ。
キハ40形といえば、筆者もこよなく愛する国鉄系(JRの前身、国鉄時代から走っているレトロな車体)であるが、老朽化とはまた切ない言い方だね。せめて30年を超えてもなお活躍中の、と言ってほしいものだ(キハ40ファンの筆者なのだった)。

車両デザインを見比べられるように、同じ角度から撮ったH100形を以下にアップしますよ。

撮影場所:新旭川駅

カタチが違うのはもちろん、周囲の空気感までまるで違って見えるでしょ。

今年から、宗谷線のほとんどはこうなる。近い将来、キハ40は全て退役するのだろう。

初めからニックネームが

車体にでかでかと、愛称はDECMO(デクモ)。電気式気動車の英訳「Diesel Electric Car with Motors」からDECMOだ。

文字づらによる造語はありがちだが、何だかロボットの呼び名のようで、まあ可愛くはある。
でも、この愛称はいつどこで使うのかな。構内放送で通常「旭川行き普通列車が・・・」となるところを「旭川行きデクモ普通が・・・」となるなら楽しいよね。

新しい! H100形あれこれ

その構造は

エンジンがどうの、車体材質がこうの、という専門的な話でなく、市民視線で感じたままを書きますね。

撮影場所:宗谷線・新旭川~永山間

その容姿は見ての通り、筆者の感想としては、カクカクしていているなという印象。顔はどことなく八角形チック。角の取れた丸みあるキハ40形に比べるととても対照的。近未来型というか、トランスフォーマーっぽいと言おうか(個人の感想です)、初めて見たときにはちょっとびっくりした。

撮影場所:宗谷線・永山~北永山間

2両編成も走っている。
外観に施された緑や青の塗装は、JR北海道によれば北海道の自然をイメージしたとのこと。
もともとグリーン色はJR北海道のコーポレートカラーでもあるしね。上の画像を見る限り、環境には馴染みつつあるように思う。

ところで、お気づきだろうか。これまでアップしたH100形の車体側面の造りが違っているのを。
例として下の画像(車体の側面)と、さらに下の画像を見比べてみて。

上の2つは車体の両側面それぞれの画像だ。
ドアの位置は同じだが、その他の窓や壁の造りが違う。これもH200形の特徴だ。
2枚目の画像、大きくDECMOと描かれている部分には広く作られた車いす対応トイレがある。
さすが令和の車両はバリアフリーなのだ。

乗るとき、ドアは自分で開ける半自動

列車の昇降ドアって自動で開くのが常識と思っているだろうが(大昔は手動だった)、H100形の昇降ドアは客自身がボタンを押して乗り降りする仕組みになっている。

ドアの横の黄色いのがボタン。これを押すと、さーっとドアが開く。
新しいことには周知を徹底すべく、関係駅ではポスターを掲示する念の入れようだ。

H100形を撮るなら

デザインの違う両側面を撮り分ける

車体は左右各々の造りが違っていると前述したが、双方の配置は予め決まっているようだ。
旭川行きとして走っているとき、左側面がDECMOのロゴが大きい方。永山方面行として走っているときはロゴが大きい方は右側面だ。
両側面を撮り分けるならご参考に。※筆者個人の詮索なので万一違っていたらご容赦を

LED行き先表示器にご注意を

次の記事は、一眼レフユーザー、あるいはシャッター速度を任意に設定できるカメラを使う方が対象となるのでご了承ください。

H100形には、3色LEDの行き先表示器(「旭川行」とか書いてあるやつね)が取りつけられている。
・・・のだが、時々、文字が途切れるのだ。不可解!

どうして? なんか見栄えが悪いし、この写真で行き先表示器が壊れていると思われてはJR北海道に対して申し訳がない。

困ったなと、色々調べてみたら以下のようなことらしい。

人の目にはずっと点灯したままに見えるLEDによる文字だが、実はその構造を成すLED素子は数百分の1秒という単位で微細に点滅しているそうな。なので早いシャッタースピード(1/500とか1/1000とか数百、数千分の1秒レベル)で撮るとLED素子が消灯している瞬間を捉えてしまう場合もある。

上記の画像データを確認してみたら、1枚目が1/2000秒、2枚目が1/1600秒だった。

つまりは、シャッタースピードを抑えて撮るべし。調べても正確なところはまだ不明だが、とりあえずは数百分の1、それ以下で撮れということか。

ということで、試してみた。
H100形がホームに停車しているのを見計らいカメラを向ける。

あえて高速、1/3200でシャッターを切ったら、あ、やっぱり文字が乱れた。

1/1250でも乱れがあるね。

逆に、ぐ~っと下げて1/250にしてみたら、しっかり発光を捉えた。やはりそういうことか。
漢字「旭川」の下は英文字「ASAHIKAWA」が横にスクロールするようになっているので、文字がすべて見えなくても、これは不具合ではない。

1/500まで早めてみた。まだ大丈夫。
その後、1/1000を試したらビミョー。シャッターのタイミングで結果が違うのかと色々やってみようと思ってるうちに列車が発車してしまった(笑)

なるほど、シャッタースピードはゆっくり目がいいということはわかった。このお試しは停まっているH100形が相手だからいいものの、走っている相手をそのスピードで?という懸念も。

まあ、このジレンマもカメラの面白いところ、でしょうか。

夜の表情もぜひ

撮影場所:宗谷線・新旭川~永山間

鋭く光るLEDヘッドライトもH100形ならでは。
遠くからでも、ああH100形が来たなあとよく分かる。

撮影場所:新旭川駅付近

H100形どうしがすれ違う。今では宗谷線でよくある光景だ。

この記事のキュレーター

美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。

・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター

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