保育園と幼稚園の違いってなぁに?
Photo:はちみつ保育園
保育園と幼稚園の特徴は、どのようなことでしょうか。
☆保育園
・基本的にはお仕事をしていておうちでお子さんを見る人がいない場合に預けられる
・申込は、市役所へ
・3歳から5歳の全ての子どもの利用料が無償
(保育料について詳しくは、https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/800/808/811/p004303.html)
・新規入園した場合は、慣れるまでの間「慣らし保育」(徐々に保育時間を伸ばす)がある場合もある
・給食とおやつがある
・お昼寝をする(園によって若干の違いはあり)
・認可保育園は通園バスなどはなく保護者の送迎が必要(園バスのある園もあり)
☆幼稚園
・一日の保育時間は4時間が標準
・3歳以上か、満3歳以上の子どもが入園できる
・申込は園へ直接
・3歳から5歳の全ての子どもの利用料が無償
・お昼過ぎに帰宅することが多い(別料金で預かり保育のある園もあり)
・給食の日とお弁当の日がある(選択制の園もあり)
・通園バスを運行している園が多い(バスがない園もあり)
・基本的にお昼寝はしない
大まかにはこのような特徴があります。
Photo:はちみつ保育園
保育園には認可保育園と認可外保育園があり、その中にも様々な種類があります。また、幼稚園であっても朝や夕方の延長保育や、夏休みや冬休みなどの長期休暇中の預かり保育を実施している園もあります。(別料金)
保護者が働いているのか、どのような働き方なのか(時間帯や勤務日数、休日)によって、選ぶ園も変わってくるでしょう。基本的には仕事を持っている保護者でも、保育園・幼稚園の両方を視野に入れて、考えることができそうですね。
また、お仕事だけではなく様々な理由で保育園へ預けることが必要な人、一時的な預かり保育を必要としている人、保育の必要性はなく幼稚園を利用することはできる人など、保護者の状況によって入園できる園は様々です。
詳しくは、旭川市の公式サイトをご覧ください。
令和3年度の教育・保育施設の利用手続について(2・3号認定を受けて保育を利用するとき)
https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/800/808/811/d071887.html
旭川市内の保育園・幼稚園へお話を聞いてみました♪
今回は、
●旭川はちみつ保育園(小規模保育事業所・認可保育園)
●うれしぱ保育園 5条園(企業主導型保育園・認可外保育園)
●旭川ユリアナ幼稚園(旭川私立幼稚園)
の、3つの園へ。
それぞれの園長先生やチーフ保育士さんに園の特徴や大切にしていることをうかがいました。
■旭川はちみつ保育園
Photo:まみ@writer
「旭川はちみつ保育園」は、令和3年4月に開園した新しい小規模保育園。
旭川市の認可保育園で生後2か月~3歳未満の小さなお子さんが12名まで入園できます。
末広のスーパー「ベストプライス」の裏手にありますよ。
Photo:まみ@writer
お話しを伺ったのは、園長の佐藤真輝先生。
保育士を長年務め、3人のお子さんを育てているお母さん保育士だった園長先生です。
はちみつ保育園では、保育士9名、子育て支援員5名、調理師2名、看護師1名のスタッフとともに、小さなお子さんたち、ひとりひとりをしっかり受入れゆったりと手厚い保育をしています。
木のぬくもりが伝わる室内は、おひさまの光がたくさん入る温かな雰囲気。
けれど外からは見えにくい窓ガラスを使っているので、安心ですね。
小さなお子さんの関心を引くような室内のレイアウトは、見ているだけで楽しくなりました。
小さくても、おもちゃの場所をきちんと分かっているお子さんたち。お片付けも楽しそうにして見せてくれましたよ。
★はちみつ保育園が大切にしていること
Photo:はちみつ保育園
はちみつ保育園で大切にしていることを、園長の佐藤先生に教えていただきました。
安心した中ですくすくと成長できるよう、お子さん一人ひとりをしっかり受け入れ、愛情あふれる保育をしています。日常保育では、毎日の外遊びと環境保育で、心と体をはぐくみ、家庭との連携を大切にしています。
また、保育士さんにも希望の時間で勤務できるように配慮したシフトを作っています。
保育士さんたちは経験があり、お子さんのいる保育士さんがほとんど。
子育て経験のある保育士さんが多いことは、保護者の方に安心して頂いていることのひとつです。
*
家庭的な雰囲気、手厚い職員数、経験のある保育士、温かな園舎と、初めて保育園にお子さんを預ける人も安心できるポイントがたくさんありました。3歳未満の小さなお子さんの入園を検討している方は参考にしてみて下さいね・
*Spot info*
旭川はちみつ保育園
住所:旭川市末広3条1丁目2-18
電話:0166-73-8400
開園時間:7:30~18:30
公式HP:https://hatimitu-hoikuen.com/
旭川市の情報:https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/kurashi/218/232/233/d071949.html
■うれしぱ保育園
Photo:まみ@writer
うれしぱ保育園は、旭川市内宮下と5条通りにある保育園。
2020年4月には比布町にも認可保育園が誕生しました。
うれしぱ保育園は、旭川市内初の企業主導型保育園として2017年4月に開設。
「企業主導型保育園」とは、自治体ではなく企業が設置する保育園のこと。
内閣府が保育園不足を解消するため2016年に打ち出された事業です。
今回は、市内に二つあるうれしぱ保育園のひとつ、5条園にお邪魔し、チーフ保育士の坂本明理先生にお話をうかがいました。
坂本先生はこれまで他園で保育士を長く務められた経験があり、二人のお子さんを育てるお母さん。
テキパキとした頼れるリーダーの雰囲気と、あたたかく優しいお人柄が伝わってきました。
Photo:まみ@writer
うれしぱ保育園の中を拝見してまず一番に目に飛び込んできたのは、保育室の真ん中にキッチンがあること。
こちらの園では、食事の用意をオープンキッチンで行っているのだとか。
食事が少しずつできていく過程や、食材が調理されていく上で香る様々な匂いを子どもが感じ、食への関心や食欲につなげているようで、家庭的な雰囲気を感じました。
また、保育士さんたちがとても個性的で伸び伸びと自信を持って保育にあたっているのも感じました。
日常の保育の中では、地域との連携を大切にし、様々な場所へ出かけ、子どもが自ら刺激を受け、感じ取り、保育士や保護者と共感できることで成長を後押しをしている保育観が見えてきました。
★うれしぱ保育園が大切にしていること
Photo:うれしぱ保育園
うれしぱ保育園で大切にしていることを、坂本先生にうかがいました。
「”うれしぱ”という名前はアイヌ語で「共に育ちあう」という意味合いがあるんです。
保育園の名前のまま「大人も子どもも一人ひとりを受け入れながら共に楽しく育ちあう」ことを大切にしています。
怒って押しつけ、躾をするのではなく、一緒に楽しみ共有し子どもと共に大人も育ちあうこと。
また、保護者の方には、お子さんを預けても安心して働けるように、しっかり寄り添い傾聴し、時には背中をおしてあげられるように関りを大切にしています。」
Photo:まみ@writer
うれしぱ保育園は、0歳2か月の産休明けから就学前までのお子さんを受け入れています。
また、日曜日や祝日を除き、一時預かりも行っています。
その日の受け入れ人数や、定員があるので必ず受入れられるとは限りません。
また、予約や事前の説明などが必要なので、詳しくはうれしぱ保育園へ直接お問い合わせください。
*
子どもが成長していく上で、保護者が大切にしたいと思うことってどんなことだろう…と、自分の子育てを振り返ることができる保育園。情熱とあたたかな寄り添う心を感じました。気になる方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
*Spot info*
うれしぱ保育園
住所:旭川市5条通12丁目1085-1
電話:0166-76-1398
開園時間:7:30~18:30
公式サイト:https://urespahoiku.wixsite.com/website
旭川市の情報:https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/kurashi/218/232/241/59866.html
※旭川市のHPでは育成係への問合せとなっていますが、園へ直接問い合わせてください
■旭川ユリアナ幼稚園
Photo:まみ@writer
ユリアナ幼稚園は、旭川市神居にある幼稚園。
昭和50年に開園してから、地域のお子さんと保護者に愛されている幼稚園です。
ユリアナ幼稚園へは、筆者の二人の子どもが通っていたので大変お世話になりました。
担任の先生はもちろん、すべての先生が一人ひとりの子どもを見守り大切にしてくれる幼稚園です。
今回は園長先生の高橋典子先生にお話をうかがいました。
高橋先生は、長らく幼稚園教諭を務められたベテラン教諭。
園長先生になった今も、お子さんや保護者との関りを大切にし、その姿勢はスタッフにも受け継がれています。
★ユリアナ幼稚園が大切にしていること
Photo:ユリアナ幼稚園
夏服がとてもかわいいです
ユリアナ幼稚園が大切にしていることを高橋園長先生にうかがいました。
子どもたちも保護者の方も先生も、「のびのび・アットホーム+チャレンジ!」することを大切にしています。
一人ひとりの子どもの成長を全職員で見守っていいます。
教師の働きかけや保育は、子どもの成長のきっかけ作りのひとつ。
お子さんのいる先生や、退職後復帰した先生もいならが、若いスタッフもいて、スタッフの経験もさまざま。
どんな楽しい環境づくりをするか、どんな教材を準備していくことで子どもが自分らしさを発揮できるか日々みんなで考えています。
とのことでした。
Photo:まみ@writer
行事の日のお天気を願って…大きなてるてる坊主がありました
また、幼稚園を選ぶときのポイントもうかがいました。
幼稚園選びは実際に足を運び、そこへ通っている園児の様子をよく観察してみてください。
保育園と幼稚園は、基本的には目指す子どもの姿は同じだと考えています。
ですが、一斉保育や環境保育、英語や水泳など、行っている保育は様々。
お子様と保護者の方が合うかどうかは、やっぱり実際に見て頂くことが一番ですね!
とのこと。
ユリアナ幼稚園は、参観日週間は保護者だけではなく地域の方や園選びを迷っている方にも公開しています。(コロナの影響により変更があります)気になる方はぜひ見学に行ってみて下さい。
*Spot info*
旭川ユリアナ幼稚園
住所:旭川市神居6条19丁目44‐75
電話:0166-62-1203
開園時間:8:30~18:00
公式サイト:http://www.julianakg.ed.jp/
旭川市の情報:https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/kurashi/218/232/236/d062772.html
申込・問い合わせは各園、または旭川市へ
これから秋にかけて保育園や幼稚園を探す保護者の方が多くなることでしょう。
幼稚園や保育園の様子をお伝えしました。
今回ご紹介した3園は、とても熱心で温かな園ばかり。
ご参考になれば幸いです。
パンフレットや公式ホームページで見るよりも、実際に足を運び雰囲気を感じることが一番だと感じました。
お子さんと保護者の方にぴったりの園が見つかりますように!!
ご協力を頂きました、佐藤真輝先生、坂本先生、高橋典子園長、ありがとうございました。
♡旭川市内で暮らすライター。
♡保育士経験を活かしたコラム、障害児育児、北海道観光、道内温泉、旭川のグルメ、アウトドアの記事を執筆中。
♡寄稿媒体:UHB北海道文化放送局「SASARU」・たびらい北海道・いい眠りPress・温泉風呂録、など
♡高校生と中学生のママ。趣味はカメラとアウトドア。トラ猫飼ってます。