トンカツ!! そば源本店
旭川のそばシーンをリードするそば源。
メニューを眺めていたら、なんかスゴそうだなと目についたのがコレ。
カツラーメンというのはけっこうあって、筆者もあちこちで頂いているが、果たしてそばに合うものなのか。
カツそば(1,000円)
※うどんも可
おおっ、トンカツだ。
トンカツは知ってても、そばの上のトンカツという光景は初めて見た気がする。
しかも、大きい!!
何度見ても大きい!!
器からはみ出しているあたり、なんともワイルドなヤツである。
厚さも程々で、こりゃ食べ応えありそう。
ってことで、記念すべきひと口目をガブっとな。
まだ揚げたてなので、衣が香ばしくサクサク。続いてムチムチと肉が口の中で弾力を発揮する。
さらに脂身(右側あたり)がジュワ~っと溶ける。
トンカツとしては及第点。
トンカツの合間にそば。
柔らかな更科の素朴な香りは、トンカツを邪険にしない。
肉からしみでた脂か、衣から溶け出た油か、ともかくは味わいを増したおつゆの中で、そばも旨味を増している。
でもさあ、トンカツってサクサクが命じゃないの?
とも思うが、おつゆによく浸して食べるとこれがオツなのだ。
衣におつゆがしみて・・・、そう、よく考えたらカツ丼だってタレがしみている訳で。そこが旨いんだ。
サクサク命は、ソースかけて食べるときの話である。
むしろ、そばつゆに浸ったトンカツは、カツ丼のそれよりあっさりとしている。
ボリュームありそうだなと、一旦は躊躇しつつも、思いのほかさらりと完食に至った。
※トンカツですから一応それなりのカロリーはあると思うけど
お店情報
店名:そば源 本店
住所:旭川市曙1条7丁目1-8
電話:0166-22-6261
営業時間:11:00〜19:00
定休日:木曜日
駐車場:あり
コロッケ!! JR旭川駅構内売店
いわゆる駅ナカの立ち食いそばコーナー。
他のグルメサイトなどで、いろんな名前で呼ばれているが、運営会社のKioskのサイトによると「旭川立売商会 JR旭川駅構内売店」となっている。これが正解(タイトルの方は端折っていますが)。
で、ここの揚げ物が面白い。
なんとコロッケである。
コロッケそば(630円)
※うどんも可
横にいるお客さんが二度見する(笑)。
紛れもなくコロッケ。庶民のおかずの大統領、コロッケである。
そばにコロッケ?そんなのアリ?
と、お思いの方もいらっしゃるだろうが、東京を中心に関東圏で人気のチェーン店「名代 富士そば」では、長年にわたる人気アイテム。ちなみに、同店のそれはワカメが添えられている。
筆者も東京を訪ねるたび、しばしば世話になっていて(早朝営業とか便利)、このコロッケそばを好んで食べていたものだ。
ついには、自宅でも作ってみたり(作るといってものせるだけ)。
そのお江戸の味(筆者のイメージです)が、ついに旭川でも!!
おつゆに浸して食べてみる。前章のカツも同様だが、衣(パン粉をつけて揚げたもの)とそばつゆの相性の良さは抜群。
そばにコロッケって、ジャンクなイメージもあるが、そのしっとりとした味わいは、まさに目から鱗である。
ほどなくコロッケは、揚げびたし状態。
中のおイモも、そのとろっとなったところが、なかなかオツ。
これぞコロッケの新食感!!
ポテトの優しく温かな美味しさと、滑らかで柔らかいそばも相性よし。
そばにコロッケ。言い換えるなら、コロッケにそばが合う(笑)。
そのミスマッチが美味しい、のではなく、この相性は本物だ。
お店情報
店名:旭川立売商会 JR旭川駅構内売店
住所:旭川市宮下通8丁目JR旭川駅内1F
電話:0166-31-1515
営業時間:8:00~18:00
定休日:不定休
駐車場:なし
ゴボ天!! そば源豊岡店
第一章でも紹介したそば源。今度は豊岡店の登場。
旭川のそばシーンをリードすると評したが、意外にも、各店でメニューが違う。
以降で紹介するゴボ天そばは、豊岡店だけ。ちなみにカツそばは、本店だけのメニューだ(※筆者調べ、当記事現在)。
ゴボ天そば(950円)
※うどんも可
一応念のために説明するが、ゴボ天のゴボは牛蒡(ごぼう)のこと。すなわち、ごぼうの天ぷら。
そばの上にあるのは、惣菜屋でもよく売られているような、細切りのかき揚げだ。
揚げたてほやほや。ああ、なんとも良い香りが漂ってきて、心が満たされる思い。
もちろん、食欲アップのスイッチON。
たまらずに、揚げたてをガブリとやれば、うーん、サクサクの衣としゃっきりと香り良いゴボウの食感が堪らない。
こりゃ旨い。この天ぷら、揚げのテクも絶妙とお見受けする。
上画像、続いておつゆに浸ったところを賞味。
おつゆの香味が交われば、ゴボウの素朴な旨味がじわ~っと口の中に広がった。
うむ、どうやって食べても旨いな、コレ。
もちろん、そばとの相性も疑いの余地なし。
衣の油分が潤滑油になったかのように、互いが香りを引き立て合って美味。
上画像は、後半戦。
あえて取り置いたゴボ天は、衣がとろっとなって、これまた美味。
天ぷらはさくさくも旨いが、とろとろも実は醍醐味と思う、筆者の狙い通りだ。
そばと一緒にすすり込めば、溢れんばかりの旨みに口内は幸福に満たされる。
短時間で出汁がでるものかは分からないが、残りのおつゆはいつもより、穏やかな旨味が増して感じられ、ひと口ごとにじわじわ身体にしみてくる。
ゴボ天を推す、店主の術中にはまったか(笑)。
もちろん、全つゆ。
ちなみに、ゴボ天は冷やしゴボ天そば(950円)、ゴボ天あんかけそば(1,050円・うどん可)も。
推しといえば、店内の壁にはこんなPOPが。
メニューには載っていないところをみると、近頃始まった新企画か。
でも、きっとウケるはず。だって、ここのゴボ天、美味しいもの。
お店情報
店名:そば源 豊岡店
住所:旭川市豊岡8条7丁目
電話:0166-32-3338
営業時間:11:00~20:00
定休日:木曜
駐車場:あり
ここは狸が多いな。
しかも冬の装い(笑)
あげもの後記
いかがでしたか。
筆者的印象ではありますが、そばと揚げ物のインパクトある相性の妙をお伝え出来たかと思います。
揚げ物で楽しむ、そばの新しい世界観。あなたも探求してみませんか。
美味しいもの、旨い酒を味わう時間が何より大事。
不惑の呑兵衛を目指すべく、きき酒師の資格を取得。
・SSI認定FBO公認 きき酒師
・日本酒WEBメディア SAKE TIMES ライター